ADHD妻観察記録

ADHDの妻の特徴を面白おかしくブログのネタにします。

ADHDと睡眠障害

こんにちは、ADHD妻の夫です。

 

今回はADHD睡眠障害について書いてみようと思います。

というのもタイムリーな話題で、書いている現在で12時間くらい全く起きる気配がありません。基本的にADHD妻は眠れないことが多いのですが、それとは反対に12時間ぶっ通しで何しても起きないというときもあります。

 

かなり厄介なADHD睡眠障害、切っても切り離せないようなので、色々と書いていきます。

 

ADHD睡眠障害を患っていることが多い

 

冒頭でも書きましたがADHDの人が睡眠障害を併発しているのは70%程度とかなり高確率です。(ソースはどこだか忘れましたが・・・)

 

chikarinadhd.hatenablog.com

 

こちらの方の記事によると、

ADHDの研究者トーマス・ブラウンは、ADHDの人はギアチェンジがスムーズにできず、今やっている事から次にやることへの切り替えがうまくできないのだ

と述べております。うーん傍から見てる限り確かにそんな気がする・・・

そして、誰かがADHDは「さび付いた車のギア」みたいなものだと言っていたのも思い出しました。(また誰かソース忘れてしまった・・・。)

 

一応ギアは変えることはできるのだけど、何をするにもなかなかギアが入らない、戻らない、入ったけど次のギアを入れるのがなかなか難しい。

 

まさにこんな感じで行動がなかなかできないんですよね。

これが睡眠にも当てはまってしまうのでタチが悪いと。何をするにも厄介で、ADHD妻は昨晩お風呂に入ることがなかなかできずそのまま寝てしまいました。

コンタクトも化粧も落としてません・・・。(ちなみに今月2回目)

まあ仕事もしていてアトピーもあるし、疲れてるので、こういうことは稀ですけどね。

 

睡眠障害は何も「寝れない」だけではない

 

ADHDの人は有名な概日リズム症候群のにかかってしまうことが多いようです。

簡単に言うと体内時計の崩れが出てしまうこと。

 

しかし、ADHD妻の場合は何かおかしい感じです。

まず、概日リズム症候群は睡眠時間はズレてしまうのですが、睡眠自体に問題はないそう。

ADHD妻は睡眠自体に割と問題ありです。入眠までの時間がとにかく長いので不眠症の疑いがあります。

 

そして、たまに早く眠ることができると(自分の意志とは関係なしに)「全く起きれない」というのも抱えてしまうわけです。

 

ちなみに毎日寝るのが遅い4時とか5時ため、毎日14時か15時に起きるのが普通です。

うーん、これだけ見ると概日リズム症候群のような気もしてくる・・・。

 

私もこのサイクルに(いやだけど)付き合わされているので、普通の人間からするとこのリズム感はなかなかしんどいものがあります。

 

次の日に予定があれば起きたりすることもできるが

 

ADHD妻は次の日の予定があると普通に起きれるみたいです。(睡眠導入剤デパスは飲んでます)

これは一体どういうことなのか本当に不思議です。

ADHDの人によっては予定があってもなくても起きるのがとても難しい人もいるのですがね。

ADHD妻はサクッと起きて準備は時間がかかりますけど、遅刻することなんていうのがほとんどありません。

 

ADHDの人の特性によって結構変わるみたいですね。もしかしたら不注意型の人にとっては時間通りに起きるのは難しいのかも・・・(ADHD妻は衝動型)

 

www.asahi.com

 

ただこの記事を見るとなんだか納得する部分もあります。

「家族以外の誰かに見てもらう緊張感」という部分です。

ADHDの人って家族の人は「あまりにも安心感がありすぎる存在」になっている可能性があるんですよね。(個人的な見解ですが・・・)

なので、家族があたえる緊張感程度じゃ全く動じない。家族がいくら「起きろ」と言ったところで全く起きやしませんからね。

 

ただ、仕事も第三者によるプレッシャーな気がするんだけど・・・というのはこの際置いておきましょう。

ADHD妻の場合は自営業のため仕事のプレッシャーというものはほとんど外部からの刺激じゃないと考えている節があり(本当は考えてもらいたい)、あまり有効的ではないとわかります。

しかし、この記事のように明らかに外部との接触があるにもかかわらず、起きることができないというのはADHD心理としてはどうなっているのでしょうか。

記事中ではカウンセラーに頼ることで外部との接触をする、ということがお勧めされていますが、私からすると仕事も外部接触なんじゃないかなと思わなくもないです。

 

ここからは個人的な見解ですが、ADHDの人が仕事で起きたりできなくなってしまうのは「慣れ」による部分がかなり大きいのではないかと思います。

外部刺激が続いたとしても「慣れ」による部分という安心感が大きくなってくると、「慣れ」た部分に関しては関心がまあり働かなくなってきてしまい、最終的に起きられなくなってしまうのではないかと考えます。

つまり、だんだんと外部刺激の効果が弱まってきてしまうのではないかなと思うのです。

ADHDの人も仕事を始めるときにはしっかりと起きれたけど、だんだんと「慣れ」の要素が強くなってきてしまい、最終的には「慣れすぎて」起きられなくなってしまう。

 

記事中にあった「家族以外による第三者の緊張感」というのは効果的であるにせよ、だんだんと慣れてきてしまい、最終的には起きられなくなってしまう、そんなことがありそうです。(もしくは第三者の刺激をぎりぎりまで先延ばしにする)

 

ADHD妻の行動特性を観察して書いているだけなので、違っているかもしれませんが、案外遠くもない気がしています。

何か他に意見や研究結果があったら是非とも聞いてみたいところです。

 

まとめ

ADHD睡眠障害は本当に密接な関係を持っています。

なんとかADHDの人たちが睡眠障害を克服できるといいなぁとは思うのですが、手術とかで治るわけでもないですし、難しいなぁ・・・