ADHDと離婚について
どうもこんにちは、ADHD妻の夫です。
今回のテーマはADHDと「離婚」です。
ADHD妻とは毎日のように喧嘩をしていて、喧嘩をしない日なんてないくらいです。
今まで付き合った人とほとんど喧嘩をしたことない自分にとって、こんなに怒ることがあるのかと思うくらい・・・(たいていの場合ってすぐに怒っても片方が折れますよね。ただ、それがADHD妻の場合がない)
そんなに喧嘩が多いなら、他のADHDの人も喧嘩多いんだろうなって思ったら案の定多かったのです。
そして、離婚率も高いのかなと思ったらやっぱり高かったですので、記事にしてみました。
## 発達障害の人は離婚率がやっぱり高いよう
見出しからなかなかセンセーショナルな話ですが、アメリカのデータでは72%と驚異的な数値です。
平均的に2組に1組が離婚を経験するアメリカで考えると20%くらいは高いということですね。
2組に1.5組が離婚を経験すると読みかえれば楽でしょうか。
そしてこちらの記事のすごいところは発達障害パートナーを持っていて離婚経験のある人にアンケートを取っているところですね。
28組に協力してもらってアンケートをとったそうですが、
1位 コミュニケーションがとれない
2位 思いやりがない
3位 性格の不一致
4位 経済力がない
5位 自己中心的でわがまま
6位 家事をしてくれない
7位 こだわりが強く普通のことができない
8位 育児に不参加でこどもに関心がない
9位 愛されてないと感じたから
10位 「発達障害だから」という一言で何もかもが許されると思っているのが嫌になった
このように結果が出たそうです。
私で考えると、ADHD妻の嫌なところが結構当てはまっており、3位、5位、6位、7位、10位あたりは感じるところがあるな・・・と思いました。
ADHDのの方も耳が痛いと思うことがありそうです。
とにかくこれだけ要因があれば、喧嘩も増えるし離婚する確率も高くなりそうです。
その他にも喧嘩になりそうな原因を記載してみます。
## 人が話したことを忘れすぎるので会話にならない
これは最近よく感じることなので、書いておかねばならないと思いましたが、「人の言ったことをとにかく覚えてない」というものです。
どうでもいいことは覚えていることが多いんですが、期日、お金、締め切りなどかなり重要なことを忘れる傾向があると思っています。
これがかなり厄介で、「〇〇日までに振り込みをしなきゃね」と言っておいて、2日間くらい連続で言っていても忘れていることがあります。
こういうことになったときは必ずと言っていいほど「聞いていない、なぜ言ってくれなかったのか」という言葉が飛んできます。
・・・いやいや、全部前日より前から言ってましたよ。
ADHDの基本特性である、物事を先延ばしにする傾向も相まってなかなか扱いづらい性格になってしまいます。
個々の部分はADHDでない私がどのようにしたら上手くいくか考えてておく課題でもあります。
あと、「人のアドバイスや忠告を全く聞いてない、聞こうとしない」というのもかなり問題です。
一般的に考えて、こういう風なことはこの状況ではしないよ、ということが自分では全くわかっていないのか、信じられないことをしてしまいがちです。
これは空気が読めないだけですが、斜め上のことをし始めます。
風邪をひいて休んでいるのに、仕事のことをし始めるとかがよい例です。寝てろって誰もが思うんですけどね。
この状態も止めたりすると大惨事、大ゲンカになったりします。
## 掃除が全くできないので、物がなくなる&人のせいにする
次に厄介なのは掃除ができないから、物がぐちゃぐちゃになっていき、物がなくなる、人のせいにするという一連のコンボです。
もはや傍から見ていると最悪の流れです。格ゲーでこんな技があったとして非難ごうごうといったところでしょう。
ほぼ毎日、「あれがない、これがない」ということを言っています。それだけならば良いのですが、「なくなったから助けて、一緒に探して」と言わないのがADHD妻で、ほぼ必ず「片づけられたからなくなった、もうどこにもない」と他人を責めてくるところがあります。
他のADHDの方はこのように言ってくるのかは謎です。(願わくばこのように言わないでほしいと願うばかりです。)
基本的にはなくしたと思っているものは自分の手の届く範囲に転がっていたりします。整理整頓ができないので、部屋が汚くて物を見つけられないだけなんですよね。
## こだわりが強すぎる
そして喧嘩の原因になりやすいのがこだわりが強すぎるところ。
全くもってADHDの人の特性に当てはまっているのですが、とにかくこだわりが強くて自分を曲げようとしないところです。
まあこだわりがあるのは別にいいじゃん
と思いがちですが、こだわりがあるのと強いのでは全く別次元の話になります。
こだわりが強くなってくると、人の衣服身なりにまでこだわりを発揮してきます。
私の場合はヒゲを剃ってはいけないという謎ルールを付け加えられました。(個人的にヒゲは嫌いなんですけどね)
剃ってしまうと気が狂ったように怒られます。これで喧嘩が成立します。
もしくは物の場所なども動かすなども怒るポイントがたくさんあって、もはや自分の家の中に地雷だらけという現象になっていきます・・・(トホホ)
## まとめ
私もどのようにしたら喧嘩しないものかと模索中ですが、何より気を付けたいのはADHDの人は人に攻撃してくる特性みたいなものが備わっていることです。
特性の1つに怒りっぽいというのがあるのですが、近くなればなるほど、怒られる確率は高まっていってしまいます。
同じ家で暮らしている以上、相手の嫌がることはしたくないのですが、普通の人にはどこにそのスイッチみたいのがあるのか全く分かりません。
そして、ちらほらと聞こえるのですが、どうしてもADHDの人はパッとみ普通に見えてしまうものなのです。どう考えても外からみると普通にしか見えないため、逆におかしく見えてしまうんです。
どこかのブログでも見ましたが、新幹線の「のぞみ」「こだま」くらい違いがあると思うとよいと書いてありました。
確かにそういう風に捉えられればいいんですけどね。本当に気を抜くとADHDのことは忘れてしまうので難しいものなのです。