ADHDと集中について
こんにちは、ADHD妻の夫です。
今回はADHDの「集中」についてです。ADHD妻を見てて思うことがたくさんあるので、書いていきたいと思います。
基本的にはADHDの人は集中に入る、集中から出ることがとても難しいという特性があります。
全ての人が本当にそうなのか?というのは置いておいて、かなり多くの人がこの集中に関して悩んでいるのをネット上で見ることができます。
## ADHDは注意散漫、集中するのが難しい
ADHD妻のことを観察していると、本当にびっくりするくらい基本的に注意散漫です。
例えば、映画やドラマを見ているときには必ずと言っていいほど携帯電話を片手に持っています。
まあ、持っているだけならまだしも、自分が見たかったものを見ているはずなのに気づいたら携帯電話の方に気が向いてしまっているという飽きれた現象が・・・。
こういうのは序の口で、基本的にほとんどのことに注意散漫になってしまっているので、挙げてみればきりがないという状態です。
なかなか集中して見ていること、することができないです。特に自分が苦手だと思っていることなどは集中がさっぱりできません。勉強するとか、苦手なことを調べるなどはさっぱりできません。
つまりこの冒頭のことのようです。
やるべきことが目の前にあるのにスマホばかり見てしまう。3つの仕事を同時に進めようとして、1つも終わらない。
こんな感じのことがADHD妻も起こっているわけですね。
## ADHDは集中するのが難しいがいったん集中すると過集中
こちらの記事にもありましたが、逆に集中して取り組み始めるとのめり込む傾向があって、仕事などで集中していたり、Instagramを見始めると(書いてて恥ずかしい)、止められなくなってしまうということが発生します。
こういう風に一度集中し始めてしまうと、周りの声が聞こえなくなってしまうくらい集中してしまうのです。
Instagramを集中してやっていると、周りで何をしても全く覚えてないようです(都合いい特性だなこりゃ・・・)。
仕事などをしているときや携帯電話をいじくっているときに話しかけると、適当に「うん」などを言うので、あとで意見の相違があって喧嘩をすることが多々あります。
この過集中は意外とやっかいなもので、コミュニケーションの妨害になったり、自分が気付かないうちに時間がとんでもなく時間がたっていたりします。
## これも全てスイッチが入りにくいのが原因
集中に入れるのがとても難しい、これは「ギアを入れられないし、いったん入れると全く元に戻らない」というADHDの基本特性からくるものだと私は感じています。
まさにある意味で他の記事にも書いた通りで、ADHDの人は周りから見ると意味不明な行動が多いですが、一緒に住んでみるとなかなか一貫性があるように思えるのです。
上手くいくはわからないですが、生産性を高めるためにできることはしたほうがいいですね。
ぜひともADHDの人は見てみてください。
しかし、こうもギアチェンジがうまくいかないとどのようにしたらいいか難しいですね。
衝動型のADHD妻に関しては
・「自分の感情を抑えることが苦手」
・「自分の発言や行動を抑えることが苦手」
などということがありますが、基本的な特性の集中するのが苦手ということも把握しておいてた方がいいかもしれません。
そうすることで付き合い方が変わるかもしれません。
## まとめ
ADHD妻は基本的に注意散漫でときおり過集中になってしまうため、集中する部分のコントロールがしにくいという特性があります。
ADHDの人たちはこのような特性があるため、仕事上などで活かしていくとすれば、注意散漫の状態で全く話が聞けない場合は場所を移動したり、あとで話したりなどの工夫が必要です。
実際にADHD妻と仕事の話をするときは、時間を置いたり、場所を変えたり、なるべく手短に喋ったりと色々と工夫が必要です。
逆にどのようにしたら集中して話をできるかを考えた方がいいのかもしれませんね。
例えばADHD妻の場合は長時間話すのは絶対無理です。
なので箇条書きなどにしてLINEなどに送ってあげないと、スカッと通り抜けてしまいます。
また、リマインダーなどを設定してあげるのもいいかもしれません。
言葉だけで伝えようとすると、ADHDの人には伝わらないかもしれません。
うまくADHDの人と話し合って、どの伝え方をすると伝わるかを聞いておくのもよいかもいしれません。
まあ・・・家族とかになると、さらに「聞いていない!」「そんなこと言ってないじゃん」と口論になる可能性もあるため、できる限り文章を送ってあげるといいのかもしれません。
そして、できる限り何回か言ってあげる(聞いていない可能性も非常にある)ため、はっきり言って面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、コツを覚えておかないとお話しになりません。
なるべくADHDの行動特性をよく理解して、対策してあげるのが最適&この手段しかないと思います。