ADHDの増加を考える
私もADHD妻と知り合うまではさっぱりADHDということを考えていなかったのですが、そういえば最近ADHDという単語を耳にすることが増えたかと思います。
電車の広告とかにでもあったのか、一度インターネットで調べたら広告がでるようになったのか?というのは定かではないです。しかし、直面してみるとここ数年でやたらと単語を見るようになったなとは思います。
大体の人には興味を持たれないだろうと思うADHDですが、ちょっと知っている人だと「あの人ADHDなんじゃない?」と会社などでも言ってしまうことがありえますね。
実は2013年に私はADHDという単語を聞いたことがあったのですが、特に理解もせずそのまま2017年まですっかりとその単語は脳の奥隅の方に格納されていました。
ADHDは増加している?
2013年には一般の人でも知っていたくらいポピュラーだった(はず)のADHDですが、近年増加傾向にあるという記事をいくつか発見。
この記事では国別統計では日本が一番!とうたっているのに、国別統計の数字も出してくれない不思議な記事です。
2018年2月の記事なので一応最近ですが、信ぴょう性本当にある?って感じです。
と、愚痴はおいておいて、「国別統計で常にトップ」というセンセーショナルの見出しにつられて、とりあえずめちゃくちゃ多いとしておきましょう。
こちらの記事ではやっぱり発達障害が増えている、ということがわかりますね。
信ぴょう性高いソースではないにしろ増えているらしいですね。(ていうかリンクくらい貼ってくれと思うのは私だけ?)
ただ、この原因って発達障害が世の中に認知され始めて「発達障害として認識するようになった」という人が増えているだけなんじゃないの?と思っています。
今までの社会だと、発達障害という風に認知されずに
「あの人どうも様子がおかしい」
「なんかちょっと人と違う」
「落ち着きがない人」
こんな風に思われてしまうことで、発達障害認定を受けなくなっていただけなんじゃないの?
インターネットとか昨今の発達障害(ADHD)ブーム(?)的なことがあって、ようやく世の中に浸透し始めた。これが(もしかして自分ってADHDや発達障害なんじゃない?)と思った人が、医師に診察を受けてようやく認知し始める。これが増えているだけなんじゃないかなと思います。
なので、統計上よりも実際のADHDやASDなどの発達障害、もしくは軽度の発達障害を抱えている人はもっと多い気がします。
だって世の中にカミングアウトしないと全く分からないですからね。栗原類さんとかも出てきた当初は「ちょっと変わった人」くらいにしか思われなかっただろうですし。
そんな風に考えていたら同じように考えている人もいたようで安心。
なので、統計上これから10年くらいまでは発達障害の患者数みたいのは増え続けていくと私は予想しています。
統計上だけ増え続けて、ある時ピークが来てそのあとは横這い気味になって下降していくことになるでしょう。
下降していくのは人口減とともに減っていくんじゃないかなと思われるかもです。
考えてたら10年じゃなくて30年スパンくらい減らないかもと思い始めてきました。
大人のADHDで診察を受ける人ってまだまだ上の年代でも50歳くらいですもんね、失礼いたしました。
ADHDの発生要因ですらコロコロ変わるので増加するかどうかもよくわからない状態
発達障害の原因としては最近では「先天性の神経伝達細胞が伝達するときの機能異常」という説が主流です。
しかし6年前までは環境要因と思われていたようです。
https://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/Kagaku_201306_Kimura_Kuroda.pdf
その増加原因の一つに農薬,PCB などの環境化学物質がある。
こんな感じで書かれていたので、増加の要因も結構ころころ変わってしまうんじゃないかなぁとは思います。
まだまだ偏見が強かったりするADHDやら発達障害です。様々な偏見を受けて苦しむ発達障害の人や家族はたくさんいます。
なんとか増加しなければいいのになぁとは思いますが・・・
ADHDの増加に関してのまとめ
このように色々と書かれている発達障害/ADHDですが、まだまだ日本での認知度もこれから浸透していく程度だと思います。
だんだんと一般化してきて、人々の認知度も増え始めていくと世の中もっと楽に生きれる人が増えていくはず。
インフルエンザくらい一般的に理解されればもう少し発達障害の人たちも理解されるんじゃないかな。
これからもADHDの増加に関しては情報を欠かさず、日々チェックしていきたいと思います。