ADHD妻・ようやく寝れる
ADHDもあってアトピーもあるので、なかなか夜に寝付けない妻ですが、今回皮膚科で強い薬をもらったそうなので、飲んでみることに。
私よりも早くになることができたようで、すんなりグースカ。
しまいには12時間以上寝続けてしまったので、全然起きなくて大変なことに。
仕事も納期ぎりぎりまで寝ていたので、仕方ないから起こすことになったけど、だいぶ体調がマシになったそうな。
ちなみにこれは19日の話。
で今日20日ではかなり薬の副作用がきつくて、常に眠いだそうな。
花粉症の薬を飲んだことある人ならわかるかと思いますが、とにかく眠い薬は眠いんですよね。
仕方なくそのまま使うしかない妻ですが、今の状況だとアトピーがきつくて眠れない状況より全然マシだそうな。
私はそんなにつらいものなのかと共感できる限りしてあげるしかありません。
皮膚科には小さいころにしかかかったない私ですが、アトピーだと結構言われているような薬を出したり、何したり、アドバイスしたりということを大体同じようにテンプレで言われるのみで、医者がなんかできたりはしないそうな。
まあそれは仕方ないですよね。
デュピルマブ/デュピクセントの薬を追っていった過程で色々と免疫システムのことを見ていったら、もうこんなの医者でもどうしようないっていうのはわかりますから。
「世界初」アトピーのかゆみ改善する新薬、京大院教授ら研究チーム発表 31年めどに市販化へ(1/2ページ) - 産経WEST
「インターロイキン31(IL(アイエル)-31)」を標的にした治療薬。
そうそう、問題はこいつね。インターロイキン31.
インターロイキンは31もあるけど、2とか6とか色々あるらしいですね(なんじゃそりゃ)
今まではヒスタミンが痒みを与えてしまっていたと考えられていたけど、抗ヒスタミン薬が特に影響しないという謎の状態もたくさんあったと。
で、調べていったらこのインターロイキン31っていうのが痒みを起こす原因物質だということがわかったそうな。
ちなみにこのインターロイキン31(長げえな)はヘルパーT細胞という免疫細胞のなかの中村俊輔みたいなな細胞が作り出しているそうな。
で、またマウス実験をしているとEPAS1というたんぱく質がヘルパーT細胞の中にでてきているマウスがアトピー性皮膚炎になってしまったんだとか。
なるほど、わかったようで全然わからない。
ここで一度流れを整理してみる
EPAS1がヘルパーT細胞の中でできる→ヘルパーT細胞はインターロイキン31を作り出す→インターロイキン31は痒みを引き起こす物質→結果・かゆい。
こういうことだろうか?
つまりEPAS1がなければインターロイキン31さんもでてこないということかな?
しかしながらEPAS1をぶっ飛ばすわけにはいかず、EPAS1は他にも色々と作用しているから忙しい物質のようだ。
EPAS1をぶっ飛ばすと体の免疫システムやら何やらが壊れてしまうので、EPAS1を守りつつもインターロイキン31さんという憎らしいし長ったらしい名前の物質だけを倒さなければならないということだ。
ちなみに私の理解はこんな感じだが、もう少し詳細が載っているので、興味ある人は見てみた方がいいと思う。
サイエンスクリップ・「アトピー性皮膚炎の痒みスイッチ『EPAS1』タンパク質発見」 | SciencePortal
結果として日本国内ではデュピクセントというサノフィ株式会社というフランスの企業がいち早く発売。
これがめちゃくちゃ普及すれば、この会社の株価はうなぎ登りだろうと思う。
現在でも少しずつ認知度があがってきており、Twitterなどでも経過報告をしている人がいる。
現在は高いままのディピクセント(月6万とかいう噂)だが、これが大なり小なりアトピー患者を救う可能性がある薬というのは多いに楽しみなところだろうと思う。